ごあいさつ

人の交流はエネルギー

コロナ禍という誰もが経験したことのない未曾有の危機により、私たちの生活環境はすっかり様変わりしており、柔軟に変化に対応をしなければ、生き残れない時代となっております。当組合としても不本意ながら例年開催している技能検定、勉強会、グランプリ等すべての事業を中止せざるを得ない状況となりました。いまだ完全なる終息が見えない中ですが、この難局を意義のある変化の好機と捉え、業界の活性化の為に、これまでとは基準の異なる価値体系の再建が急務であります。

共有コニュニティ創造をめざし、
フレキシブルな環境構築

こうした状況下で、いかにして組合の存在意義を守り、高めていくかが最大の課題であると感じています。『密』が基本の事業形態や情報交流のコミュニケーション環境の現状を改善し、新たにネット環境を駆使して組合としての発信力を強化し、会員との情報共有を図ると共に、会員相互が参加交流できる環境を構築して、オープンマインドで『共有コミュニティ』の創造を目指していきたいと考えます。

シーリング魂[プライド]の再興

近年の労働環境は、目まぐるしく変化をしています。人材不足、施工価格の下落、若手の早期離職等、問題点は多いです。その弊害としてシーリング技能士としての知識と技術力が落ちてきていることは否めない事実だと感じます。業界の未来の根幹でもある技術の継承の観点からも、由々しき事態と言ってもよい程、深刻な問題であると思います。いかに技術力を高めていくか、永遠のテーマでもあり、早急にこの問題に全力で取り組まなければならないと感じています。
我々は、日々シーリングの技術と知識を研鑽し、それを仕事としています。今一度自分の技術に誇りを持てる環境としなければならない。

中部シーリング工事業協同組合 理事長宮﨑 純